LPGハイブリッド車とは

LPGハイブリッド車は、ガソリンとLPガスふたつの燃料(ハイブリッド)を効率良く利用して走る、次世代の自動車です。

現在「ハイブリッド」というと、ガソリンエンジンと電動モーター2つの動力源を同時に装備しているクルマが一般的です。一方、LPGハイブリッド車は、バイフューエル(Bi-Fuel) と呼ばれる、ひとつの動力源(エンジン)に複数の燃料(ガソリンとLPガス)を用いる方式を採用しています。

バイフューエル(Bi-Fuel) の利点

LPガスはガソリンに比べて環境に優しく、燃料コストも大幅に安いエネルギー源です。ガソリン車とLPG車は、エンジンが構造上ほぼ同じである火花点火内燃機関であるため、タンクの増設・燃料供給装置の追加・点火時期の調整等のシンプルな改造で、ガソリン車からLPGハイブリッド車へコンバートすることが可能です。

LPGハイブリッドシステムなら、お求めやすい価格で、燃料代を大幅に削減することが可能です。しかも環境に優しい、バイフューエル車にカスタマイズすることができます。

自動車用LPガス(オートガス)

LPGハイブリッドは、エンジン始動時には着火性の良いガソリンを使用します。数分の暖機運転でエンジンが温まった後は、コストの安いLPガスに自動で切り替わり、後はLPガスのみで走行します。LPガスが無くなると自動的にガソリン供給に切り替わります。

全国で走るタクシーのほとんどがLPガス車ですので、タクシーが走る街には必ずLPガススタンドがあります。今までLPガススタンドを利用した事が無いという方でも心配は要りません。ケイテック株式会社が開発した全国LPGスタンド検索サイトを利用すれば、スマートフォンでも簡単に見つけることができます。出先で急に必要な時などでも安心してご利用になれます。

CO2削減に即効性・実際的効果が得られるLPG自動車

LPG車は都市環境(NOx・CO)に優れ、CO2発生量(ガソリン車 比:約マイナス10%)も少ない数値が実証されています。粒子状物質(PM)やディーゼル車の排出ガスに含まれる黒煙などもほとんど排出しません。

LPガスは石油、天然ガスの採掘、精製時の随伴ガスです。わざわざ生産されている燃料ではありませんので、コスト的に大変安く利用することができます。世界的に見ても使用する際のインフラが整っていることも特徴です。また、LPガスの利用拡大は原油や天然ガスの使用抑制にもつながります。それに、なんと言っても利用者は燃料代が4割近くも安くなり環境貢献もできるのです。(独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構のレポートより抜粋)

LPGハイブリッド車の構造

車内スペースを犠牲にしないよう、LPG燃料タンクは車体下に取り付けます。下から覗いて見ない限りLPG燃料タンクがあることに気付かない程のスムーズな処理が施されています。また、LPG燃料タンクはガソリンタンクよりも丈夫な鉄製で出来ており、国の基準をクリアした製品が使われていますので安全です。軽貨物車は室内に取り付けます。2人乗り仕様、又は4人乗り仕様とに分けられ、お客様の使用条件により施工方法が異なります。(※ LPGタンクは工場製造日より6年間の使用期限(耐用年数)があります。期限が切れる前に、耐圧検査が義務付けられています。費用6~7万円程掛かります。)

LPG燃料タンクから、LPガスを最適な状態でエンジン内部に送り込む装置、ベーパライザー、フィルター、インジェクター等をエンジンルーム内に取り付けます。エンジンルーム内が狭く取り付けスペースを確保できない場合は、ウインドウォッシャー液タンクを移動するなどの工夫をし、アフターメンテナンスの整備性まで考慮した取り付けを行っております。

LPG専用コンピューターは、車種ごとの使用条件に合った燃焼パターンをきめ細かく調整し、最適な燃焼を実現するよう設計されております。

LPGハイブリッドにするメリットは?

①燃料コストが断然安い!

価格が変動しても、LPガスは常にレギュラーガソリンの6割程度の価格帯を推移しています。また、LPGハイブリッド車の場合は、エンジンオイルが汚れにくい特徴があり、エンジン本体にも優しい燃料と言えます。

②エコに優しい!

CO2は 1/10に、硫黄酸化物は 1/2に、NOxは38%もダウン。財団法人 日本自動車輸送技術協会にて試験した結果、実証されました。

③災害時に強い!

東日本大震災の時には、ガソリンの供給が滞り不足するなかでも、LPガスは供給が安定していました。震災の翌日からタクシーを始めとするLPガス車が、人や物資の輸送に大活躍しました。LPガス施設は、大地震でも安全な耐震、耐火構造になっており、過去の大災害においても地域社会の暮らしをスピーディーに復旧させるため、大変役立っています。

自治体がLPGハイブリッド車を導入する理由

① 軽油を使用している公用車と比較して排ガスがクリーン

② ランニングコスト(燃料費等)の削減

③ 災害時に強い

LPGハイブリッド車の実力をご評価いただき、山形県酒田市役所をはじめとした官公庁への導入が進んでいます。

では、どれだけ違うのか?比較してみましょう!

5,000円で走行できる距離の比較

油種(単価)5,000円分で燃費8㎞/Lの車燃費10㎞/Lの車燃費15㎞/の車
レギュラーガソリン
全国平均価格
(170円)

29L

232㎞

290㎞

435㎞
軽油
全国平均価格
(148円)

33L

264㎞

330㎞

495㎞
LPガス
全国平均価格
(120円)

41L

328㎞

410㎞

615㎞

(2022年4月8日時 一般小売全国平均価格)

1年間(2万㎞走行想定)に必要な燃料と費用

2万km走行に必要な燃料燃料単価1年間の燃料費用
今までの営業車
ガソリン車
(燃費8㎞/L)
20,000km÷8km
2,500L
ガソリン
170円

425,000円
LPGハイブリッド車
弊社プリウス
(燃費20㎞/L)
20,000km÷20㎞
1,000L
LPガス
120円

120,000円

差額がなんと! 305,000円!!

1台で305,000円の差額!営業車が10台あれば、305万円。20台あれば、610万円。30台あれば、年間で915万円もの経費削減につながります。タクシーや自動車学校、配送業、ビジネス用途で営業車を所有する企業様や事業者様にこそ、LPGハイブリッド車はおすすめです。特に燃費の悪い車を所有している方、年間走行距離も多く、燃料に掛かる経費でお悩みの皆様に、現車両からの代替候補として LPG-HYBRID を強くおすすめ致します。もちろん個人でクルマを所有される方にも大変おすすめです。中古車市場では旧型のプリウスやシエンタがお求めやすい価格帯で流通されています。プリウスでは、年式、程度にもよりますが、30~50万円程で購入することが可能です。LPG-HYBRIDキットを取付施工して、ガソリン代の掛からない、家計に優しいクルマを所有することが出来ます。また、災害時などの、もしもの時などでも、ガソリンスタンドでの行列に並ぶということが不要になります。LPGハイブリッド車にすることで、想像されている以上のメリットが沢山あり、クルマを所有、運転する楽しみが増えていきます。

このようなキットを開発、製造、販売しているメーカーは、国内に5~6社程しかありません。また、ケイテック株式会社は、国内メーカー初!全国に正規販売店制度を設けております。LPG-HYBRID にご興味のある方、ちょっと話を聞いてみたいな~!という方は、どうぞお気軽に最寄りの販売店へお問い合わせください。

クルマは走ってなんぼです。営業も走り回ってなんぼ!ガソリン代を気にしすぎて、走り回ることを控えてしまったら本末転倒です。LPG-HYBRID キットを施工することにより、燃料代を気にしすぎることなく営業活動に専念することが出来ます。また、楽しい♪クルマライフをエンジョイできることと思います。🚙♬

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